“和 室”のリフォーム
日本の心和室はすばらしい
“和 室”へのリフォームは歴史を知ることになる
和室から連想することは畳、床の間、障子などがあります。
畳は生活の知恵が生み出した日本固有のものであり湿度が高く、天候の変化が激しい日本
の風土の“敷物”として伝承されました。
畳の文字は古代の古事記、万葉集、日本書記にも登場し畳める(たためる)ものという意味をもっていたようです。折畳み自転車の畳にこの文字がつかわれるのも理解できます。
現存する畳は奈良時代聖武天皇が使用したものが最古のものです。
平安時代の畳は権力の象徴であり必要な部分だけに敷きました。
室町時代になると書院造りの完成とともに部屋全体に敷きつめるようになり建物の床材になり始めました。さらに桃山時代になると茶室の発達に伴い数奇屋風書院造りの中で炉の位置によって畳の敷き方が替わり日本独特の正座が行われるようになりました。
江戸時代では“御畳奉行”という役職が作られるほど武家にとって大事なものでした。
畳が一般的になったのは江戸中期からでしたが、長屋には畳はなく借り手は畳持参でした。
明治時代になりやっと一般社会に広く普及しはじめたので日本人全部が畳を使用し始めてからまだ140年位しかたっていません。
床の間の起源も室町時代の書院造りのなかで、僧侶が壁に仏画を掛けその前に台を置いて香炉・花瓶・燭台を飾ったのがルーツといわれこの台を“床”とよんだのが床の間の始まりです。
最初は貴族や武家の家にしかありませんでしたが、江戸時代数奇屋造りの茶室の流行により床の間の存在が注目を浴びだして庶民の家にも床の間を作る事が広がりました。
正式な床の間の形とは床、床柱、付け書院、違い棚で構成されています。
障子は平安時代から暮らしに溶け込んでおり“障”は遮る・隔てる・塞ぐなどの意味を持ち当時は現在の襖を障子と呼び現在の障子を明り障子と呼び区別していました。
和室を造ることは歴史を学ぶことです、さあ私と和室造りに出発しましょう!
木材選定から完成までには以下の事を学んで触れて体験しましょう
柾目(まさめ)と板目(いため)→無垢在(むくざい)と突板貼(つきいたばり)→木材の各部名称(木裏、木表、木口、木端、きうら、きおもて、こぐち、こば)→寸法(尺貫法)→床の間の部材名称→座敷の部材名称→床柱について→床框について→落掛について→床板について→床天井について→天井板について→鴨居・敷居について
これらの事をお互いに納得しながら進めていくと自分だけの和室が完成すると同時に日本文化の源の木についても学ぶことができ、先人の知恵に驚嘆するでしょう